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79年生まれ:男:翻訳業(英語/TOEIC 965、西語/習得中):個人事業主:サッカーオタク(Westham Utd):元IT業:フィリピン・イギリス滞在などの海外生活を経て、日本で翻訳を中心に色々やってます。ご連絡はこちらまで。an.office■plus-ultra-plus.com(■を@に変えてください)

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メキシコで結婚式に参加してきた話

      2017/07/20

episode:0 招待状

2016年5月。

それはぼくの誕生日だった。

ぼくは買い物でなんばの街をあるいていた。

iPhoneが鳴る。海外からテレビ電話の着信だ。

 

いったい何事?

出ると、イギリス留学のときクラスメートだったスイス人の友達だった。

 

僕「もしもし、ひさしぶり!」

友「おー、ひさしぶり!」

僕「ヒゲなんかはやして(笑)大人っぽくなったな!」

友「そっちも元気そうやん。あ、誕生日おめでとうな!」

 

わざわざ誕生日に電話くれるなんて、いいヤツやな。

喜んでいると、ヤツはイタズラっぽく笑いながら続けた。

 

友「じつはな、結婚が決まってん。嫁はんはメキシコ人やねん。」

僕「おお! おめでとう!(いつの間にそんな流れに!)」

友「ブラジルで知りあってん」

僕「何その展開(笑)」

 

2014のブラジルワールドカップを見に行っていたのは知っていたが、そこで彼女ができたとは!さらにヤツはつづける。

 

友「ところできみ、10月1日は何をしてる予定なん」

僕「10月て。今5月やで。何してるかわからんよ(笑)」

友「そうか。いや、10月1日にメキシコで結婚式あげるんやけど・・・来る?(笑)」

僕「何!マジか。どうしよかな。めっちゃ行きたい。たぶんいくわ(笑)」

 

こんな感じで人生初のメキシコ行きが決まった。

 

「もっと遠くへ」

気軽にOKしてみたもののメキシコは遠い。

日本からの出席者はぼくひとりである。

ちと心細くもあるが、航空チケットを探し始める。

 

ヨーロッパやアジアには何度も行ったけどアメリカ大陸は始めて。

日本からメキシコの直行便はなさそうだ。じゃあシカゴ経由かな。アメリカの空港ってキアヌリーブスがバス乗ってトムハンクスがターミナルでダイハードなイメージがあるけど大丈夫か?

 

そんなことを考えていると、新郎とぼくの共通の友人(fromドイツ)からメール。彼も結婚式に出席するのだそうだが、

「せっかくやから2~3日キューバもいかへん?

と言ってきた。

い、行くわ!

人生ノリが大事。

 

キューバにはロマンがあるよね

キューバといえば、チェゲバラ。

カストロ。葉巻。キューバ危機。

そして、ヘミングウェイ。

わ、いいな。テンションあがる。

 

アメリカと国交回復直後ということもあり、これから古き良き時代の雰囲気が変わってしまうかもといわれていて。一生に一度のタイミングだなこれは。直感でそう感じた。

 

やけど、キューバか…もっと遠くなったぞ。

キューバ行きとなるとアメリカ経由では具合が悪い、かもしれない。

パスポートにキューバのスタンプが押してあると、アメリカのイミグレが通してくれないとか。その逆もあるとか。

そんなウワサをネットで読んだ。

 

状況がわからないところでリスクを冒すのは良くないな。君子危うきに近寄らず。

結果、エアカナダを選んで関空発、カナダ経由でメキシコシティに入り、その後エアロメヒコでキューバ往復。そんな流れになった。

結果、トランジット含めて移動に片道36時間かかることに。

人生で最長の旅である。

 

そのスーツケースは届くのかい

さて当日。

カウンターでスーツケースを預ける時、気になって

「メキシコからキューバに乗り継ぐんですがスーツケースどうしたらいいですかね」と聞いたらカウンターのお姉さんがてんやわんやになって色々調べ始めた。

マネージャーっぽい男性も加わって、資料をひっくり返して15分。

 

ようやく「エアロメキシコは提携があるので大丈夫だと思います!」と言ってもらって、ハバナ行きのラベルを巻いてもらった。

ただ、言い方がなんとなく不安で、もう一回「このまま預けてたらスーツケースがハバナに着くって思ってていいですかね?」と聞いたら「実際のところメキシコの空港の情報がなくて、現地の指示に従ってもらった方が安全ですね」と言われた。

 

なにそれめっちゃ不安。

 

さて。カナダを経由して15時間、メキシコ国際空港に到着。

遠かったー

ふらふらになりながら飛行機を降りて、言われるがままに一旦メキシコ入国(入国せずに乗換はできないらしい)。

問題なく入国して進むと、預けた荷物が流れるベルトコンベアのエリアが。

 

とくに飛行機でも何も言われてないけど、だいじょうぶかなー

 

そんな気持でベルトコンベアーに近づくと。

見覚えのあるスーツケースが。

ベルトコンベアの横にぽつんと。

置いてあった。

 

えー

えー

なにそれ。

これ、確実にぼくのやん。

このまま放置してたらぜったいキューバにつかへんやん。

着替えられへんやん。結婚式Tシャツで出席やん。

愛しのスーツケースさん

冷や汗をかきながらスーツケース回収。

係員のおじさんに聞くと、英語が通じなかったが「ハバナ!ハバナ!」と言いながらタグを見せたら、おじさんは「あっちにはこべ」とベルトコンベアエリアの端を指差した。

そこは動いていないベルトコンベア。

英語の案内で、たしかに「ここに置いておけば乗り継ぎ便に乗せます」と書いてある。

ここにポンと置いておくのは不安だったが、案内どおりに行くことを願って止まっているベルトコンベアに載せる。

 

翌朝のキューバ行きフライトまで8時間、それはそれで辛かったのだが、果たしてスーツケースは、無事にハバナに到着していたのだった。

やー気がついてよかった!

 

TIPS:

メキシコ国際空港で乗り継ぐときはスーツケースを自分で管理しましょう。

 - 海外生活

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